十六夜の月

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zoom RSS 鬱陶しいやつが来ましたな2

<<   作成日時 : 2012/06/13 09:28   >>

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「こんにちは」<蚊の鳴くような声でな。>





「あぁ お待ちしていましたよ。どうぞ」
身長は、そこそこありますが、何だか見たとこヒキコモリ君なのか色が白くて
虚弱そうなヤツです。胸にガイコツをあしらったヨレヨレの赤いTシャツを着とります。


な 具合で観察から始まりましたが、どうも彼こちらの用意した質問の答えが異様に歯切れ悪しです。
取り敢えず、簡単に住所やら、年齢やらをこちらが用意した履歴書に書き込ませますと、

どうやら我が事務所からそう幾ばくも離れていないところにアジトを
構えているようです。ご両親と同居。弟がいるらしいまで、ようやく吐き出させました。
趣味は、オンラインゲームだと・・・・・・・・アブネぇヤツかな?こりゃ?プリキュア好きか?
それともあずにゃんペロペロ野郎かな?もしくはミク??

年齢22歳。今までの職歴を書き込ませないで、順に聞き出してみますと、高校を
卒業してから、まともなところには就職したこと全然ないとの事です。

「じゃ 今まで一番長く続いたバイトとかはなんですか?」

「コ・・・・・ コンビニで・・・・・・・・・・・・・6日です。」

「えっ!! 6日??!!」

「はい・・・・・・・・・・7日めの朝にクビになりました。」出勤後にクビて・・・・。ププっ!

ううむ・・・・・・・・・・・・・ 何だかその処置あながち間違っていない気がしますね。クビかよ をい!

「免許とかは、お持ちかな?」<多分 絶対持ってはいないと思いましたが>

「いえ・・・・・あの〜・・・・教習所には行ったのですが、途中で・・・ええと・・・」投げ出した模様。

「じゃ原付とかもお持ちでない??」

「は・・・・ はい・・・・・・・・あの〜 免許がないとモゴモゴ・・・・・・」

一瞬ヤな思いが頭をよぎります。こやつも熱中症パターンかな?

「じゃ 自転車は乗れるんですか?」

「はい・・・ここまでそれで・・・・・・・・・・・」

ふと、事務所の前に目をやりますと、小汚いママチャリが置いてあるのが見て取れました。
まさか盗難車じゃねぇだろうな??をい!。

暫し、沈思黙考の上、不安でおののいている彼にアイスコーヒーなぞ飲ませて
落ち着かせ、採用するか否かの是非を自分に問うてみました。貴様!シロップいくつ入れりゃ
気が済むんだ!!

でもまぁ 考えてみれば彼も勇気を振り絞ってバイトを探しに来たのですから、その健気な気持ちを
踏みにじるのも何だか大人げないような気がしましたので、様子見も兼ねて採用してみることにしました。

「その方の話、相分かった。さすれば一度君の親御さんにも連絡を取るがよいか?」

「・・・・・・・・ 親は、夜じゃないといませんが・・・・・・・・・・・・・・・」

「んなこたぁ分かっておる!ウチは、バイト君にも掛け捨ての保険を
掛けるのだ。もしバイト中に君に何かあったら困るだろう?その為に君の親御さんに
承諾を取らなきゃいかんのだ。」

「じゃあ 採用してくれるの・・・・・・モゴモゴ・・・・・・・ですか?」

「うん 君と遭えたのも何かの縁であろう。真面目にやれるな?ただしウチは仕込みが
キツイからな。覚悟しとけよ。で 何時から来られる?」

「はい・・・・ 来週からでしたら・・・・・・・・何時からでも。」

「じゃ涼しいうちから体を慣らしておいたほうがいい。月曜日の8時から大丈夫か?」

「・・・・・・・・・・・・・・はい・・・・・・・・・・・・」

で、時給やら、休日やらの話を軽くして一旦彼を釈放しました。

保険屋に連絡を取り、話もつけておきました。
ま 最初は、軽く草刈りでもやってもらいましょうか。

その後、親御さんにも連絡しました。母親であろう方がしきりに恐縮していましたが、
「よろしくお願いします。」とのことでしたので、まずはこちらも一安心です。

で 約束の月曜の8時。採用が決まりはしたもののこの初日から来ないヤツも
結構いますので、私もある意味緊張しますな。

市場から、私だけ早く引き上げて来て彼を待ちます。

来ました! 来ました! 何だ結構律儀な奴じゃないか。少し見直したぞ。
ありゃ・・・・・・・・??


・・・・・・・・・?ん?? 誰だ?隣の女の方は??

「おはようございます。息子のマコトが心配なので、今日から私も何日か一緒に
お手伝いさせていただきます。」← ハハオヤナ。

おフクロさん もうウチのパートのおばさんたちも真っ青な完全仕事着スタイルです。
手には、草刈りを予見したのであろうかカマまでお持ちでな。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 思考回路がショートして視界が暗くなっちゃいましたね。一瞬。

で 当のバイト君である息子の方はと言えば、

「す・・・・・・・・・・ すみません・・・・・・・どーしてもママが一度・・・・・・・・・ボクの
バイト先を見て・・・・・・・・・・・・おきたいと・・・・・・言うものですから・・・・・・モゴモゴ・・・」

ま ママだと〜〜〜っ!

かあちゃんが乗ってきた偶然にものシルバーのヴィッツを思わず重機で潰したくなりましたね。

「あ お昼のお弁当は持ってきましたから、大丈夫です!!」← ハハオヤナ。

・・・・・・・・ン ナコトキイトランガナ。


ママァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!



では、では!



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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
・・・・
まいりましたな。なんとも。
でも、ダメな子供の親御さんの気持ち・・・分かります。
意外に続くんじゃないですか?人間相手の仕事じゃない方が。
calcan3000
2012/06/16 02:01
続き、続きぃぃぃぃぃぃ
クワユウキ
2012/06/20 12:33
お久しぶりです
久々に来たら超面白い記事発見w
juventino1968
2012/07/08 01:02

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